あらゆる規模の企業に向けたプロダクト主導の成長(PLG)ソリューションを提供する弊社は、「PendoではPLGをどのように考えているのか」という質問をよく受けます。弊社ではマーケティングから、営業、顧客教育、そしてサポート部門に至るまで、すべての部門がプロダクト主導のアプローチをとっていますが、プロダクト主導の成長の取り組みを専門とする部門横断的なチームもあります。
この夏の初め、弊社の部門横断型のPLGチームがPendo本社に集まり、下半期のロードマップを固めました。オンサイトと呼ばれるこの対面式のミーティングは、PendoでPLGをどのように計画しているかを明確にする絶好の機会となりました。この週のアジェンダや舞台裏、自社のPLGオンサイトを計画するための重要なヒント、PLGチームが今年中に焦点を当てる重要なテーマについてご紹介します。
PLGオンサイトを成功させるためのヒント
オンサイトはパートナーシップを築き、戦略を立てるための優れた方法ですが、PLGチームのためにオンサイトを計画する前に考慮すべき事項がいくつかあります。PendoのPLGオンサイトのアジェンダの詳細に入る前に、PLGオンサイトで最大限の効果を上げるための重要なヒントを以下にご紹介します。
ヒント #1:事前に計画を立て、行動に移せる内容にする
チームと過ごす充実した時間は非常に有益ですが、それと同時にオンサイトは普段のタスクや会議を犠牲にして行うことになります。一緒に過ごす時間を楽しいものにするだけでなく、価値あるものにするために、アジェンダの内容は適切かつ実行可能なものにしましょう。
ヒント #2:インタラクティブな状態に保つ
オンサイトで得たフィードバックの中で、アクティビティや少人数のグループの分科会が多いセッションの方が、そうでないセッションよりも楽しかったというものがありました。
戦略会議や企画会議に出席した経験がある方は、ご自身の経験から、楽しかったこと、楽しくなかったことを考えてみてください。要するに、自分が参加したくないようなセッションは行わない、ということです。ここでひとつの注意点があります。少人数のグループや分科会を活用する場合は、アクティビティの指示と期待値を明確にしてください。そうしないと、チームの士気が高まらず、むしろ混乱に陥ってしまうことがあります。
ヒント #3:スケジュールは柔軟に、詰め込みは避ける
弊社のPLGオンサイトでは、セッション間に余裕を持たせたので、発表者を急かせたり、アイデアの共有を途中で切り上げたりする必要はありませんでした。また、予備の時間を設けたことで、セッション間に休憩をとり、チーム同士で互いに遅れを取り戻し、充電することができました。
インタラクティブなセッションは非常に楽しいものですが、同時にエネルギーもたくさん使います。たとえば、マーケティングセッションでは2つのブレーンストーミングセッションを計画していましたが、チームに疲れが見えたので、優先度の高いセッションを選択し、2つ目のセッションを休憩時間に変更しました。
ヒント #4:フィードバックを収集し、方向転換を恐れない
優れたユーザー体験と同様に、PLGオンサイトでも必ずフィードバックを反映させ、フィードバックが期待したものでなかった場合は方向転換できるようにしましょう。
私たちのオンサイトの当初のアジェンダには、全体発表と分科会セッションが混在していましたが、初日のアンケートのフィードバックに基づいて、2日目のスケジュールを変更し、一部の発表の時間をインタラクティブなセッションに変更しました。オンサイト全体でのフィードバックに加えて、学習内容、改善点、次のステップについてチーム全体で振り返る時間を作りましょう。チームでは数日間で忙しくアイデアを共有し、戦略を練った後、最後の振り返りをすることで、何を優先すべきかが明確に一致し、その週を締めくくることができました。
PLGオンサイトのアジェンダを覗いてみましょう
PendoのPLGオンサイトには、今年上半期の振り返り、今後6か月の戦略立案、多くの分科会セッション、そしてもちろんたくさんの懇親会が含まれていました。私たちのチームは複数のオフィスやリモート勤務の従業員で構成されているため、このオンサイトでは対面での会話や付箋紙(今でもMiroの付箋紙を愛用しています!)を使った作業など、普段はできないさまざまなことに取り組めた時間でした。
私たちがどのように時間を過ごしたか、そしてその過程で学んだいくつかの教訓を知るには、こちらから全アジェンダをダウンロード(英語)してください。ただその前に、ひとつだけ注意しておきたいことがあります。すべてのチームにはそれぞれ個性があるため、私たちのチームでうまくいったことが皆さんのチームではうまくいかない場合もあります。チームの学習スタイルや優先順位について考えながら、アジェンダを検討し、PLGオンサイトの計画を立ててみてください。
オンサイトから1か月以上が経った今も、PLGチームは充実した数日間を共に過ごしたエネルギーと勢いに満ちあふれています。リモートであろうと対面であろうと、自身の成功、そして学びを振り返り、共同で次の計画を立案する時間を設けることは、どのチームにとっても貴重な機会です。特にペースが速く、協調性が必要なプロダクト主導の成長(PLG)チームにとっては、足並みをそろえた基盤を築くことが目標達成の鍵となります。
PLGオンサイトを経て、Pendoユーザーの皆さんに開発中の機能を体験していただく日が、さらに待ち遠しくなりました。ぜひご期待ください。ご興味がある方は、今すぐ無料のPendoアカウントを作成し、Pendoの機能をお試しください(英語)。