Pendoがロードマップの優先順位付けとリソースの集中にどのように役立つか

Pippa Armes著 |

6分

 

プロダクトリーダーにとって、心血(そして時間とリソース)を注いで開発した機能が結局使われないことほど、悔しいことはありません。特に、1ドル、1分1秒を争う厳しい経済状況下では、プロダクトの成功を偶然に委ねるわけにはいきません。 

チームの計画、優先順位付け、開発の方法にデータ主導のアプローチを導入することで、ユーザーが何を求めているかを推測するのではなく、ユーザーが待ち望んでいるプロダクトや機能を作成することができます。そして、歴史に残るようなプロダクトと機能の定着の達成はすべて、優れたプロダクト体験ソフトウェアから始まります。

非効率性の解決をテーマとしたブログシリーズの第4回では、プロダクト計画と開発がしばしばうまくいかない原因を探るとともに、データ主導型のチームがプロダクト体験プラットフォームを利用して、どのようにより戦略的になり、作業の優先順位付けを改善し、プロダクトや機能を効率的に構築しているかをご紹介します。

 

フィードバック

ソフトウェアを開発または購入している企業(つまり、すべての企業)にとって最大の無駄の1つは、プロダクトとエンジニアリングの時間の使い方が不適切であることです。顧客が実際に必要としている機能を正確に理解するための適切なデータがないため、これらのチームは闇雲に開発することを余儀なくされています。その結果、(実際に会社に最大の利益をもたらす取り組みではなく)プロダクトマネージャーが取り組みたいことだけに基づいてプロダクトを決定することになる場合もあります。また、ビジネス上重要な決定が、(最も価値の高いアカウントや多数のユーザーの要望を反映したフィードバックの傾向ではなく)口うるさい少数の人からの裏付けに乏しいフィードバックによってのみ影響される結果になることもあります。

顧客フィードバックの単一かつ統一された信頼できる情報源がなければ、プロダクトチームやエンジニアリングチームは、どこに焦点を当てるべきか、十分な情報を得た上で意思決定することもできません。フィードバックが複数のソースに分散していると、顧客体験の全体像がわからなくなり、複数のプラットフォームに分散している実用的なインサイトを探し、分類するのに膨大な時間を浪費することになります。

プロダクトそのものをフィードバック収集の手段として利用することで、プロダクトチームは、重要な場所とタイミングでユーザーからの意見をより簡単に収集できるようになり、その結果、回答率が向上し、より質の高いインサイトを得ることができます。平均して、プロダクトを使ってフィードバックを収集している企業は、同業他社よりも30%早くプロダクトデータを収集することができ、より戦略的で効率的なプロダクト開発につながっています。

組織内の非効率的なフィードバック収集方法の見分け方

Pendoを使用してフィードバックをより効率的に管理し、それに基づいて行動する方法

  • Pendoのようなプロダクト体験プラットフォームを使えば、プロダクトアナリティクスデータ(定量的)とユーザーフィードバック(定性的)を簡単に関連付けることができます。このインサイトは、特定のプロダクトや機能の開発によって得られる可能性のあるビジネス上の効果を理解したり、実践支援におけるギャップを特定したり、類似のユーザーコホートの中から行動やセンチメントのテーマを発見したりするのに非常に有効です。
  • アプリ内ガイドを利用して、特定の機能をリクエストしたユーザーや、関連するトピックに不満を表明したユーザーなどの特定のユーザーにターゲットを絞って、アンケートやフィードバックのリクエスト、機能の提案を行うことができます。
  • リソースセンターを作成しますそして、その中にフィードバック収集モジュールを含めて、ユーザーが常にリクエストを提出できる場所を提供します。
  • フィードバックを循環させて信頼関係を構築し、ユーザーのリクエストのステータスを常に知らせます。
お金と時間をムダにする10の働き方とその解決法適切なユーザーのために、適切なプロダクトと機能を開発しましょう

ロードマップ

特にプロダクトチームにとって、ロードマップは北極星のようなものです。つまりロードマップは、目指している将来の目標であり、プロダクト(ひいては会社)を導くための戦略的な方向性です。ロードマップに必要なプロダクトアナリティクス顧客フィードバックのデータがなければ、ロードマップは会社の長期戦略の基盤になるどころか、機能の受け身型パンチリストになりかねません。

フィードバックがバラバラな場合と同様、明確なロードマップがないと、プロダクトマネージャーやエンジニアは、会社の包括的なビジョンに実際に貢献する機能ではなく、関係者が欲しいと思うもの(あるいはその場で一番強く要求されるもの)を作るために、貴重なお金、時間、労力を浪費することになりがちです。また、チームがリソースに優先順位を付けたり、その取り組みをビジネスへの影響と関連付けたりすることもできなくなります。さらに、プロダクトの方向性(そして、なぜそうするのか)という戦略が明確に文書化されていないと、プロダクトリーダーが長期的なビジョンに沿わないリクエストを押し返す際に、しばしば反発が大きくなります。

プロダクトデータとユーザーフィードバックをロードマップに反映させることで、エンジニアリングにかける時間の優先順位付けや、リソースの追加をより容易に行えるようになります。このインサイトは、どのプロダクトや機能が十分に活用されていないか、またはビジネスに付加価値を与えていないかを理解するためにも重要です。したがって、リソースを投資し続けるべき場所や、機能を廃止したりサポートを終了したりできる場所について、より多くの情報に基づいた意思決定を行うことができます。

組織内の非効率的なロードマップ作成方法の見分け方

  • エンジニアリングチームが、次に何を作るかについて「空回り」しているように感じることがよくある。
  • プロダクトロードマップを計画する際、開発の優先順位を決定するために、プロダクトアナリティクスデータから始めることがなく、それを簡単に引き出す方法もない。
  • 使用率の低いプロダクトや機能をサポートするために、かなりの時間とリソースを費やしている。
  • 組織に、機能を導入しても定着率が低いというパターンがある。

Pendoを使用してプロダクトをより効率的に計画および開発する方法

  • 定量的データ(プロダクトアナリティクス)と定性的データ(ユーザーフィードバック)の両方をロードマップに反映します。行動傾向、繰り返し発生する摩擦点、ユーザーからの一般的なリクエストなどに注意を払い、価値の高い改善機会を特定します。
  • ロードマップは常に最新の状態に保ち、必要な関係者がアクセスできるようにしてください。たとえば、Pendoロードマップのドラッグ&ドロップ機能で、追加の開発支援なしに、必要に応じて簡単に計画を変更できるようになります。

 

お金と時間をムダにする10の働き方とその解決法をダウンロードして、適切なプロダクト体験ソリューションが解決できる非効率な領域をさらに探ってください。