ZellisはPendoを使用してモバイルアプリの定着率を41%向上

Zellisの概要
Zellis(ゼリス)は、1,000人以上の従業員を抱える英国とアイルランドの企業向けに、HR・給与ソフトウェア・マネージドサービスを提供する最大手プロバイダーです。
課題
同社では、お客様の従業員が新しいモバイルプラットフォームを採用できるよう支援し、従業員の継続的な使用状況データを表示する必要がありました。
Pendoの使い方(Pendo'ing it)
Pendoガイドを活用し、ユーザーをモバイルプラットフォームオプションに迅速かつ明確に誘導しました。
結果
デスクトップユーザーの25%とモバイルブラウザーユーザーの41%が、ガイドとのやり取り後にモバイルアプリを採用しました。
目次
人事(HR)は、ロバート・オーウェンとチャールズ・バベッジが、生産的な組織には従業員の幸福が不可欠であるという考えを提唱した19世紀から存在してきました。
ビジネス環境と労働環境は劇的に変化しましたが、人事は依然としてすべての組織にとって重要で欠かせないツールです。洗練されたソフトウェアは、世界中の企業が従業員にとってアクセスしやすい福利厚生やツールを提供するのを支援します。
Zellisは、英国とアイルランドにおけるAI対応の人事、人材管理、給与計算の大手プロバイダーです。その目標は、卓越した従業員体験を提供するように設計されたオールインワンプラットフォームによって、お客様の従業員の能力を高めることにあります。
Zellisプラットフォームの価値を証明
Pendoは、Zellisのプラットフォームの影響の定量化を支援しました。これまで、同社では、手作業で時間のかかるプロセスを通じて個別に収集された逸話的な情報に影響の分析を依存していました。カスタマーサクセス・インサイト部門の責任者であるSimon Lobb氏は、プラットフォームの効果を示し、お客様が業務を最適化するのに役立つ指標を増やす必要性を認識していました。
Pendoのアナリティクス機能を活用することで、Zellisは利用データを可視化し、お客様と共有することで、このプラットフォームが従業員にとってどれほどの影響力を持っているかを証明することができました。
モバイル人事の重要性
堅牢なモバイルアプリを作成することは、雇用主にとってベストプラクティスと考えられています。従業員は勤務時間外に人事情報にアクセスすることが多く、最貧困世帯の20%はスマートフォンからしかインターネットにアクセスできません。モバイルアプリを通じて強力な人事機能を提供することで、Zellisのお客様の従業員は、給与情報、休暇申請、その他のセルフサービス機能によりアクセスしやすくなります。
2020年、Zellisはデスクトッププラットフォームのモバイルアプリ版をリリースしました。モバイルアプリは意図したとおりに動作しましたが、その存在を従業員に知らせるのはZellisのお客様に依存していました。多くの場合、このメッセージは混乱の中で埋もれてしまいました。
定着化指標に表れた証拠
Zellisは、お客様が従業員にモバイルアプリを宣伝するのに役立つマーケティング資料を作成しました。
- ポスター
- コミュニケーションに使用できる標準メッセージ
- メリットを示す教育資料
Lobb氏は、モバイルアプリを宣伝するために追加のコミュニケーションサポートが必要であることを認識し、Pendoアプリ内ガイドを利用することにしました。同氏のチームは、デスクトップブラウザーとモバイルブラウザーの2つの重要な場所でガイドをリリースしました。
デスクトップユーザーに表示されたガイドでは、Apple App StoreやGoogle Play Storeに接続できるQRコードが表示されました。モバイルブラウザーのユーザーには、選択したアプリストアに誘導するガイドも表示されました。
どちらの戦術も成功しました。
- デスクトップユーザーの25%がアプリ内ガイドを見た後にモバイルアプリを利用
- モバイルブラウザユーザーの41%がアプリ内ガイドを見た後にモバイルアプリを利用
Lobb氏のチームは、ガイドを使用してモバイル導入の定着化を促進し続け、お客様の従業員が人事プラットフォームから必要なものをより簡単に、より良い体験で入手できるようにしています。
ガイドのユニークなユースケース — 慈善寄付
熱心なPendoユーザーであるLobb氏は、Pendoの機能を活用する独自の方法をよく考案します。その中で、社内で慈善寄付を促進するという、ガイドに最適な社内ユースケースを見つけました。
Zellisには、従業員が収入から端数分を寄付することを選択できるシステムがあります。例えば、従業員の収入が100.50ポンドの場合、毎月50ペンスを慈善団体に寄付することを選択できます。同氏は、このオプションを従業員に伝えるためのガイドを実施しました。
このシンプルでありながら強力な例は、ガイドが煩わしくも複雑でもなく、社内の取り組みを幅広くサポートできることを示しています。
Pendoで卓越したトレンドを継続
2019年からPendoのユーザーであり、Zellisで10年の経験を持つベテランであるLobb氏は、両方のプラットフォームに関してかなりの専門知識を持っています。今年後半、Zellisはプラットフォームの新バージョンをリリースします。成功を測るにはどのようなデータが必要かを知っているため、スムーズなプロセスになると確信しています。「すべての適切な測定基準を測定できるようにして、導入の成功をお客様に伝えられるようにしたいと考えています。そうすれば、当社のプロダクトチームはPendo NPSデータから得た知見を活用し、必要な改善を行うことができます。」
同氏は、カスタマーサクセスチーム以外のチームメンバーと毎月、Pendoセンターオブエクセレンス(CoE)ミーティングを開き、同僚と協力してPendoを最大限に活用できていることを確認し続けています。
複数のチームにまたがる定期的なタッチポイントにより、Pendoを最大限に活用し、常にデータに頼れつようにします。「今後も、私たちは非常にデータドリブンであり続けます。Pendoを使用してお客様に当社の価値を示すために必要なデータを収集していきます」とLobb氏は述べています。