フェニックス大学がPendoでどのようにして学生の学習目標達成を支援しているか
オンライン大学のコースは、学習を進めようとしている成人学習者向けに、快適な自宅で新しいスキルやキャリアパスを得る機会を提供します。しかし、そうした学生たちは、学業のかたわら仕事や家庭を両立していることが多く、途中で挫折してしまいがちです。
フェニックス大学は、こういった学生とリアルタイムでつながる方法を模索していたため、コースの修了と学位の取得に向けて積極的に指導することができました。Michael Hilton氏は前職でPendoを使用しており、アプリ内ガイド機能を利用して、直接的かつ自動的なコミュニケーションチャネルと堅牢なオンボーディング体験の両方を提供できることを知っていました。
現在、Pendoガイドは、学生がプログラムを選択してコースに登録するのを支援する中心的な役割を果たしています。ユーザーデータのセグメント化の対象となるガイドを使用して、次のコースにまだ登録していない現役の学生に登録を促します。
「PendoとCRMを連携させ、『授業の予定があります。予習はできていますか?』とか、『授業の予定がありません。ここをクリックして予定を決めてください』といった案内をガイドでできるようになりました」と、Hilton氏は言います。「学生は、こういったメッセージが予定の把握に役立っていると感じています。」
この積極的なアプローチにより、学生に個別に連絡して登録を促す必要がなくなり、学生の学業を支援することに集中できるようになるため、大学のアカデミックアドバイザーの時間を節約することにもなります。
「本学の学生の多くは社会人で、シングルマザーやシングルファーザー、共働きのお母さんやお父さんたちです」とHilton氏は言います。「時間が限られている中で、それでもより高い教育を受けたいと考えています。Pendoを使用すると、より明確かつ迅速に、スケジュールに沿ってコミュニケーションを取ることができます。たとえ私が眠っていても、Pendoが効果的にメッセージを発信してくれます。
フェニックス大学の取り組み全体を通して、Pendoは学生の肯定的な成果に役立っているとHilton氏は言います。
Pendoのガイドは、Hilton氏のチームが大学のレガシープラットフォームから新しいプラットフォームへ学生をオンボードする際に役立っており、 Pendoアナリティクスは組織全体の研究開発活動をサポートし、大学におけるプロダクトの方向性の決定を促進しています。
「Pendoは、学生の体験をデータ主導型にしてくれます」とHilton氏は言います。「部門横断チームがPendoを使用して、私たちができることのうち、どれが学生にとって最も有益であるかを分析しています。」
教育者の新型コロナウイルスへの対応を支援
新型コロナウイルスの拡大が始まったとき、Pendoはフェニックス大学にアジャイルコミュニケーションツールも提供しました。
Hilton氏のチームは、アプリ内メッセージを使用して、パンデミックとその大学への影響、および学生、保護者、教師が利用できるリソースに関するウェビナーを知らせることができました。「Pendoを使ってこれらのメッセージをすぐに届けることができました」とHilton氏は言います。「人々が多くの疑問を持ち、どうすればいいかわからなかったこのパンデミックの間、私たちは自身の役割を果たすことができました。」
幼稚園から高校までの教師が状況の変化に適応できるように設計された一連のセミナーである、Virtual Teaching Academyは、そういったリソースの1つでした、と最高学術責任者で学長のJohn Woods氏は言います。大学では、他の教育機関が運営を調整するのを支援するさまざまなコースを無料で提供し、Blackboardと提携して新しいコースも作りました。全米で何千人もの教師がコースに登録しています。
新型コロナウイルスの影響でオンライン教育への転換を余儀なくされ、それに伴う経済の衰退によって記録的な失業率となっていることから、Woods氏は大学の使命は今まで以上に重要であると指摘しています。「幼稚園から高校、高等教育機関、そして社会人が、受け入れざるを得ない変化に直面しました。私たちは今こそ皆さんのパートナーとして支援したいと考えています。長い間、この仕事をしてきましたから。」
「各シナリオを見ていくと、学生たちの進歩が多く見られます。これは、学生が教育目標の達成に近づいていることを意味しているので、とても嬉しく思いながら見ています」とHilton氏は付け加えます。