SignalPathは動画を埋め込んだガイドで臨床研究を行う顧客のオンボーディングの効率化を実現
医学研究の高度化に伴い、研究者の仮説を検証し、新薬の安全性を判断する臨床試験も、ますます複雑になっています。
SignalPathのテクノロジーは、臨床研究者の臨床試験の立ち上げと管理のプロセスを合理化し、より容易に効率よく実施できるようにします。同社は急成長しており、最近シリーズBの資金調達ラウンドおいて1800万ドルを調達しました。
同社のラーニングエクスペリエンスデザイナーであるMarcus Southern氏は、2019年のPendoの年次ユーザーカンファレンスであるPendomoniumに参加した頃、オンボーディングとアプリ内サポートの改善に取り組んでいました。そこで、Pendoのガイドに動画を埋め込むことができることを知りました。彼のチームはそれまでにも、デジタル資産管理プラットフォームCincopaで、お客様や自社の従業員向けに数多くの説明ビデオを制作し、公開していました。
CincopaはPendoとシームレスに統合されているため、ツールチップガイドに動画を挿入できます。ユーザーがプラットフォーム上のさまざまな要素の横にあるアイコンをクリックすると、ツールチップガイドがポップアップ表示されます。動画にはPendoのリソースセンターからもアクセスできます、とSouthern氏は説明します。
PendoとCincopaの導入以前は、顧客やSignalPathの新入社員がサポートや新規利用向けのオンボーディングを必要とした場合、プラットフォームを離れ、行っていた作業を中断し、外部の学習管理システムで関連ビデオを探す必要があったと、Southern氏は語ります。あまり効率的ではない配信方法だったと、彼は振り返ります。
PendoとCincopaのインテグレーションについて、「お客様が当社のプロダクトから離れて必要なトレーニングを見つけなくても、ツールチップやリソースセンターをクリックするだけで、必要なビデオやウォークスルーを見つられるようにすることが目的でした」と、Southern氏は語ります。「私はそれを『ジャストインタイムトレーニング』と呼んでいます。」
このガイドを導入して以来、Southern氏はエンゲージメントと使用率の向上に注目しています。Cincopaのデータでは、より多くの人がより長い時間、説明ビデオを視聴しており、Pendoの利用分析でも、ユーザーがこのプラットフォームでより多くの時間を費やしていることが示されています。
まもなく、Southern氏のチームは、使用状況データに基づいてユーザーグループをセグメント化するPendoの機能を活用して、実行中のタスクに応じてビデオツールチップをターゲット化することを計画しています。