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プロダクトエンゲージメントスコア(PES)

プロダクトエンゲージメントスコア(PES)とはどのようなものですか?

プロダクトエンゲージメントスコア(PES)は、ユーザーがプロダクトをどのように操作しているかについての単一のビューを提供する指標です。これは、次の3つの要素で構成される複合スコアです。

  • 定着化:すべてのアクティブな訪問者またはアカウントで定着化したコアイベントの平均数
  • 粘着性:週間アクティブユーザーのうち毎日戻ってくるユーザーの割合(DAU/WAU)、または月間アクティブユーザーのうち毎日戻ってくるユーザーの割合(DAU/MAU)、または毎週戻ってくるユーザーの割合(WAU/MAU)の平均値
  • 成長:新規および再訪したアカウントまたは訪問者の合計を、離脱したアカウントまたは訪問者で割った値(Quick Ratioとも呼ばれます)

プロダクトの指標(およびその計算方法)には非常に多くの種類があるため、プロダクトエンゲージメントの測定はこれまで、たとえばNPSによるセンチメントの測定ほど簡単ではありませんでした。プロダクトエンゲージメントスコアは、プロダクトマネージャー(PM)にプロダクトの性能をすばやく診断する簡単な方法を提供することにより、この課題を解決することを目的としています。

プロダクトエンゲージメントスコアの計算方法は?

上記のパラメータを使用して定着率、粘着性、成長率を算出すれば、PESの計算は簡単です。プロダクトエンゲージメントスコアを取得するには、これら3つの数値の平均を取ります。数式では次のように表します。

(定着率 + 粘着性 + 成長率)/3

プロダクトエンゲージメントを追跡することが重要なのはなぜですか?

テクノロジーへの依存度が高まるにつれ、ユーザーは私生活や仕事で使用しているプロダクトに、完璧に近い体験を求めるようになっています。価値を提供せず、顧客の関心を維持していないプロダクトは、乗り替えコストが低いため、ユーザーはそのプロダクトを使うのをやめて代替品を簡単に見つけます。そのため、PMは、顧客がどのように関与しているかを注意深く追跡し、その後、プロダクトでの体験を長期にわたって継続的に改善するように取り組む必要があります。

プロダクトエンゲージメントスコアだけがプロダクトエンゲージメントを測る手段ではありませんが、その最大のメリットの1つは、理由を掘り下げることができることです。PESが通常よりも低い場合は、3つの指標を個別に見れば、何が平均を下げているのかをよりよく理解できます。このインサイトに顧客フィードバックやアプリ内メッセージを組み合わせて、ユーザーを最も価値のある機能へ導くことができれば、プロダクトエンゲージメントの測定は、使用状況の分析、繰り返し、ユーザー体験を経時的に改善する継続的なサイクルになります。

プロダクトエンゲージメントスコアを改善するにはどうすればいいですか?

定着率、粘着性、成長の指標といった指標を個別に改善するのは当然として、それ以外にもPES全体を向上させる具体的な方法があります。ここでは、私たちが推奨する3つの戦術をご紹介します。

1. 価値の高い機能を特定する:プロダクトデータを分析し、どの機能がコアイベントを表すのか、また、ユーザー(および異なるユーザーセグメント)がいつ、どこで、それらの機能を使用しているのかをよりよく理解します。そこからアプリ内メッセージを活用して、顧客をこれらのコアな部分に誘導し、プロダクトのより価値の高い部分を確実に見てもらうことができます。

2. プロダクトをユーザーのワークフローの一部にする:ユーザーやそのニーズ、アプリケーションの操作方法について、定量データと定性データの両方を用いて時間をかけて学習します。目標は、問題を解決するのに役立つプロダクトの領域を指摘して、より頻繁に使用するように促し、プロダクトがユーザーの成功に不可欠になるようにすることです。

3. オンボーディングへの投資:オンボーディングは、ユーザーがプロダクトにすぐに親しみ、その価値を理解できるようにするための重要な機会です。アプリ内オンボーディング戦略は、プロダクト自体の中でトレーニングやリソースを提供し、ユーザーがアクセスしている間に特徴や機能を教育することができます。

プロダクトエンゲージメントの詳細はどこで確認できますか?

プロダクトエンゲージメントをさらに深く掘り下げたい方のために、Pendoはこのテーマに関するさまざまなリソースを公開しています。このインタラクティブなクイズでは、プロダクトに関する一連の質問に答えると、プロダクトエンゲージメントを最適化するのに役立つ厳選されたリソースのツールキットを入手できます。プロダクトエンゲージメントとは何か、なぜそれを測定する必要があるのか、そしてどのように測定するのかについて詳しくは、こちらのリソースハブ、記事、ウェビナーをご覧ください。