ユーザー体験(UX)とは、ユーザーのニーズに応え、ユーザーが簡単かつ直感的に操作でき、素早く価値を得られるようなプロダクトを作ることです。ユーザー体験とは、文字通り、ユーザーがプロダクトをどのように体験するかということでもあります。
プロダクトチームは、ユーザーの生活を向上させるためにプロダクトを作りますよね。UXにより、それが可能になります。ユーザーがプロダクトを最大限に活用できるようサポートするのです。
また、使いやすいプロダクトを作ることは、現在のユーザーを定着させ、新しいユーザーを獲得するための最も確実な方法の1つです。使いにくいプロダクトでは、利用が伸び悩み、解約につながります。今日の競争の激しい市場では、ユーザーはよく練られて設計された、直感的なソフトウェアを期待しています。特に、彼らはビジネスアプリケーションも私生活で使用するものと同じくらい簡単に操作できることを期待しています。Forrester Researchのレポートによると、UXに1ドル投資するごとに、企業は100ドルのリターンを得ることができます。これは、9,900%という実に驚異的なROIです。
さらに、ユーザーがプロダクトからすぐに価値を引き出せない場合、機能の構築に企業が投資した時間とリソースは基本的に無駄になります。Pendoの調査によると、パブリッククラウドソフトウェア企業は、最終的に採用されなかった、または十分に活用されていない機能の研究開発コストに最大295億ドルを投資していることがわかりました。